<第23回日刊スポーツ映画大賞・石原裕次郎賞(日刊スポーツ新聞社主催、石原裕次郎記念館協賛)>

 深津絵里(37)が1日、「悪人」で主演女優賞を獲得した。ほぼノーメークで出演、トイレもない場所でのロケにも参加した。選考会では「顔をぐしゃぐしゃにして泣いても、きれいだと思った」と評された。内面から出る美しさだった。

 「何か1つでも欠けていたらできなかったと思うような、私にとっては奇跡みたいな作品です。この作品に出会えたことに、あらためて感謝したいと思います。みんなで必死に作った結果が、このような賞につながったかと思うと、本当にうれしい。ありがとうございました」と、コメントを寄せた。【小林千穂】