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Special Guest

スペシャルゲスト

Vol.34 Celebrities YUKO OSHIMA Brand-New Myself

YUKO OSHIMA Brand-New Myself

Photo:Tomokazu Sasaki(nomadica)/Hair & Make up:Mai Ozawa(mod’s hair)/Styling:Go Momose

2014年は、覚悟の年

2014年。大変でした(笑)。AKB48のメンバーとして活動していた時は、大変だと思うことがあまり無かったんです。
周りの方々から「大変だね」と言われることはとても多かったんですが、何故そう言われるのかがわからないぐらい、私はAKB48に没頭していました。生活の全てがAKB48だったので、大変だという自覚があまり無かったんです。
でも、今年の6月にAKB48を卒業して、生活がガラリと変わったので、AKB48が「大変だね」と言われている理由がわかりました(笑)。グループの外から客観的に見ることによって、今まで気づかなかったことが見えてくるんです。
確かに大変そうに見えたかもしれませんが、メンバーの一員として活動していた時は、青春!っていう感じで本当に楽しかったです。おそらくこの先経験することが無いようなことも、色々経験させていただきましたし、自分が「楽しむ」ということの大切さや、多くの方たちがAKB48のプロジェクトに関わっていたので、自分や他のメンバーを輝かせてくれるのは、そういうたくさんの方々の支えがあるからなんだということも学びました。
AKB48のメンバーとして走り続けたおかげで、これから立ち塞がるかもしれない壁も乗り越えられるんだろうなという自信はつきました。
2014年は、自分の未来に新たな一歩を踏み出す“覚悟”をもたせてくれた年でした。

どれだけ集中して、のめり込めるか

2015年1月スタートのドラマ「銭の戦争」は、AKB48を卒業してから初めてのドラマの出演です。
AKB48を卒業してからしばらくの間は、いろいろなものを吸収しようと思って、旅行に行ったり、舞台を観たりしていました。インプットする時間を作ったんです。
AKB48の卒業コンサートのことや、AKB48で活動してきた8年半を振り返る時間があったので、自分の中でアイドルから役者に気持ちを切り替える為の大事な時間を過ごしました。また、これまで経験したことを、しっかり、全て出していかなきゃダメだという気持ちを強く抱きました。
これからは、自分の成長のために、もっと自分を律していかなければいけないとも思っています。AKB48に所属していた時は、グループとしての活動もしながら、ドラマや映画など芝居の仕事もさせて頂いていたので、これからは、役者業一つに没頭出来る、集中出来るということで、どれだけその仕事にのめり込めるか、それが今の自分にとって大切なことだと思っています。

神経を研ぎ澄まし、緊張感を持つ

「銭の戦争」の撮影期間は、だいたい12月~3月ぐらいまで、寒い中での撮影になるんです。
寒い時期にドラマの撮影に臨んだことがこれまであまり無かったので、影響を受けるかなと不安なところもあるのですが、このドラマで共演させていただく草彅剛さんが、凄く寒い中での撮影だと“神経が研ぎ澄まされて良い演技が出来る”とおっしゃっていたので、私もしっかり神経を研ぎ澄まして、しっかり草彅さんの演技とぶつかり合えれば良いなと思っています。
またこのドラマは韓国ドラマで高視聴率をとるほど話題を集めたストーリーですので、日本でも観て下さった方々に受け入れられるように、緊張感を持ちながら撮影に臨みたいと思っています。

今回、私が演じる紺野未央という役は、私と同じ26歳。だから、この役の行動や気持ちが理解出来るんです。25歳ではなく26歳という、揺れ動く年齢。この先どうしよう?と悩む年頃。
私も今は仕事をさせていただいているけれど、この先はどうなるかわからないというところでは、このドラマの役と同じ。女性として結婚も意識したりする揺れ動く26歳を、どれだけリアリティを持って演じていけるか、今からとても楽しみです。

EMI TAKEI

人の意識に何か引っかかるような役者

AKB48時代も含めいろいろなことをやらせていただいたので、私には様々なイメージがあると思うんです。“元気”とか、“体張るよね”とか(笑)。そういったことも含め、どんなことでも良いのですが、“この人観ていて面白いよね”って思われたら良いなって、私は思っています。
それをドラマや映画などの芝居の世界で考えた場合、表情や動き、セリフの言い方などで、「何かこの人ちょっと観ていたいんだよね。」そんな風に思われるような、人の意識に何か引っかかるような役者になりたいと思うので、そういうことを意識しながら、これから出会う全ての仕事に取り組んでいきたいと思っています。
また、憧れの女優さんは沢山いるので、いつか共演してみたいと思っていますし、これまで共演させていただいた方々も、本当に皆さん個性的な方ばかりだったので、皆さんの良いところを全部盗みたいと思っています。貪欲に!(笑)

役者の仕事の醍醐味は、“難しい”というところにあると思います。私にとって“難しいことが楽しい”のです。
ドラマや映画の撮影の時は、ライブと違って目の前にオーディエンスが居て、反響がすぐにわかる訳ではないですよね。ドラマや映画は、放送されるまで人の声は聞こえてこないから、凄く不安で、心配ではあります。
でも、世の中に出て行った時の反応を見たり、思いがけない声をいただいたりする時に、「あっ面白いな」と思うんです。“難しい”けれども、凄く“面白い”。ドラマや映画などの映像の仕事は、そこが凄く魅力的だと思います。反応がわかるライブとは全然違う。凄く間接的なのが、難しくて面白いんですよね。
また、演技には絶対と言える正解が無いと思えることも、“難しい”けれども“面白い”と感じる理由の一つだと思います。
演じた役者によってその役の印象が大きく変わったり、観た人によって受け取り方や考え方が違って、どんなやり方も正しいとも思えるし、正しくないとも思える。そんな掴みどころがないことが“面白い”って思います。

とにかく、好きだから頑張れる

私の仕事に対する一番の原動力は、“この仕事が好き”という思いです。好きだからこそ、楽しくて継続できる。大変なことがあったとしても頑張れるんだと思います。
もちろん、休みの日はしっかり休みます。以前、お休みをいただいた時、丸1日寝てしまったことがあって(笑)。寝ることが好きなので、仕事の時でも少しでも時間が空いたら寝ていることが多いですね。
また、仕事の合間に表参道や原宿にもよく行きます。私にとって、表参道は“ちょっとそこまで”という気軽に行ける場所(笑)。仕事の空き時間にいつもパッといって、パッと帰ってくる。休みの日にわざわざ行こうとはしないんです。原宿や表参道には、いろいろな世代の方が来ていますが、特に若い方、私と同じ世代の方も私のように新たな目標に向かっている方がいると思いますが、本当に好きなことをやるのが一番だと思います。夢って好きなことだと思うので。
好きなら好きでとことんやって欲しいですね。逆に好きじゃないなら、辞めてもいいと思います。本当に自分の気持ちに素直になって、行動して欲しいですね。自分が楽しいと思うことを選んで、私も自由に好きなことをやっていきたいと思います!(笑)人生一度きりですから。

  • 連続ドラマ『銭の戦争』 火曜/夜10時放送
  • 初回1月6日(火) は夜9時からの2時間スペシャル!(関西テレビ・フジテレビ系放送)
  • 「金で失った人生、金で取り戻す」。草彅剛演じるエリート証券マンが、金も職も婚約者を失い、ホームレスに…。家族や自分を苦しめた金貸し業に足を踏み入れながらも、どん底から這い上がる、痛快なエンターテインメント。先が気になるスリリングな展開に注目!